うめかげレディースクリニックでは、次の3つを基本方針とし、すべての女性の力になりたいと考えております。
院長 梅影 秀史
当院は平成23年10月に開院しました。開院にあたって、次のような目標を立てました。 「一人一人の患者さんときちんと向き合うこと」 スタッフもその考えに基き、出産時だけでなく産後の授乳や育児指導にも力をいれてかかわってきました。
実際に出産いただいた方からはその姿勢を評価いただくことも多く、私たちの仕事のやりがいにつながっています。現在在籍しているスタッフは、助産師 12名(うちアドバンス 助産師 3名)、看護師 3名、事務員 5名、看護助手 3名、清掃スタッフ、厨房スタッフ、非常勤医師 6名です。その大部分は、業務量の増加に伴い加わったメンバーで、共通のポリシーを持ってやったきた仲間です。
出産にあたってはバースプランを書いていただいています。その中で多い項目をあげると、1)なるべくリラックスして生みたい。 できるだけ声かけをしてほしい、2)陣痛促進剤や会陰切開などの医療介入はなるべく避けたいが、安全を重視して必要なら受け入れる、3)なるべく母乳で育てたい、というものです。
いずれの要望にこたえるための取り組みとして、日々スタッフ間で連携をとりあって各自の状況に応じた対応をすすめています。自然分娩を望むものの、赤ちゃんの安全性を優先したいという思いはすべての妊婦さんに共通する当然の願いだと思います。私が大切に考えていることは、可能な限り帝王切開になることを避けつつ母児の安全を確保できるお産が できるかということです。なぜなら帝王切開は母体に手術や麻酔という負担をかけることになるからです。そのために一人一人の状況をしっかりと把握して、ベストな選択ができるように集中して出産に立ち会うことを心がけています。
また当院は、駅前立地という利便性の高さと、仕事帰りなどにも通院しやすい環境を整え、子宮がん検診や一般婦人科診察を行ってまいりました。
診療内容としては、1)疾患の早期発見と治療方針の決定2)婦人科関連の困りごとや相談 3)不妊治療 4)低用量ピルの処方やホルモン補充療法 4)予防接種 などがあげられます。 手術が必要な婦人科疾患の早期発見に努め、総合病院への紹介を行っています。不妊治療については、排卵誘発剤の使用と人工授精までを行っています。日本での不妊治療による妊娠の約半数は、体外受精などの高度先進医療ではなく、その前段階の一般不妊治療によるものです。その役割を少しでも担えるように引き続き努力して参ります。
昨今、産科診療の割合が高くなっており、午前中の診察予約がとりにくくなり、婦人科診療で通院の方にご負担をかけていますが、夕方診察(土曜日は午後4時~6時)を積極的にご利用いただくことで少しでもお役にたてればと思っております。 これからもよろしくお願いします。
当院では自然分娩を原則とします(必要に応じて誘発分娩や帝王切開を行います。また計画分娩にも対応します)。安全で満足感の高い出産を経験するためには妊娠中の過ごし方が重要です。妊婦健診を通じてそのお手伝いをしてまいります。また当院では妊婦さんにバースプラン(出産に対する考え方)を書いていただき、その考えを尊重する形をとります。
産後の入院生活については、母乳保育や母児同室を中心とした育児方法をとりいれていきますが、産婦さんの体調やお考えにも合わせた対応をしてまいります。
日本産科婦人科学会 認定医・専門医 母体保護法指定医